メガネがない

朝食のとき、テーブルの目の前に座っている97歳のシスターが、「昨日からメガネが見つからない」という。耳がとても遠いけれど、認知症はない。「お祈りした?」とたずねた。私はモノをなくすとコルベ神父に祈って頼むと、必ず見つかるからだ。

 「誰に?」とたずねるので、コルベといっても「なぜ?」とややっこしくなるから、「聖マグダレナ・ソフィアとか」と返事した。聖心会の創立者だから、聖心会のシスターを助けてくださるだろうと思ったので。シスターは食卓の前で、手を合わせていた。

朝食後、新聞が置いてある部屋に行った。そのシスターはすでにその部屋にいて、新聞を読んでいた。いつものメガネではなく、ツルがひん曲がっているのをかけている。シスターはいつもの席に座っている。私は一つ席を空け、その横に座った。

ふと見ると、その空席の上にメガネがある。クッションの色が濃くて、メガネが見えにくくなっている。たぶん、きのう、眼鏡をはずして椅子の上に置き、そのまま席を立ったのだろう。

「ここにあるよ」と、二人で大喜びした。


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