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tabernacle

5月25日は聖心会の創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの祝日だった。夕方のミサに来てくださったトーマス神父は、聖堂に入ってくるなり「長年tabernacle である皆さんとご一緒にミサを捧げられて、嬉しく思います」とおっしゃった。 「?」と思ったが、説明もなく、ミサは続いた。説教のときになって、神父の話をかいつまむと、次のようだった。 ――「子どもたちがマザー・バラのお話を聞きに集まった」というエピソードを聞きましたが、どんな方だったのだろうと想像しました。マザー・バラがどのように子どもたちを見ていらっしゃったのだろうかと。どの子どもの中にも神さまが宿ると思っていらっしゃったでしょう。その温かいまなざしが、フランス革命後のすさんだフランス社会にぬくもりを伝えただろうと思います―― マザー・バラ像の新しいとらえ方を教わった。と同時に、神父がミサの前に tabernacle という語を使われた意味も分かった。マザー・バラに集まった子どもたちばかりでなく、私たちもtabernacle であるとおっしゃりたかったのだろう。tabernacle は、カトリック教会では日本語で「聖櫃」という。聖別されたご聖体を入れて、聖堂内で保存する。聖堂内の聖櫃だけではなく、私たち一人ひとりが神の住まいであると。