先日、修道院全体の集まりがあった。1人入院中のシスターが欠席だったが、車椅子の人も含め、28人が集まった。主な議題は過去一年間の振り返りで、年度の初めに立てた目標をどのくらい達成できたかだった。 おもな話し合いが終わり、院長が「ほかに何かありますか」とたずねると、最近104歳の誕生日を迎えたシスターが手を挙げた。 「104歳まで生きてこられました。これは皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。」と言われた。 「すごいな」と思った。私自身は、ここのところ、物忘れ、カン違い、知っていることをすぐに思いだせない、などなど、毎日のように老化をかんじる。私は死ぬのも怖いけれど、これから10年あまりも生きることを想像すると、ゾッとする。与えられたいのちを感謝できるようになりたい。