素敵な笑顔

最近のプレバトで、俳句部門にギャルのゆぅちゃみが初登場した。「ヒートテック」のお題に、「落ち葉風 渋谷を闊歩 生足で」を提出。評価は「凡人」だった。夏井先生が「生足の 闊歩渋谷の 落ち葉風」と添削すると、ゆぅちゃみは「迫力ある。かっこいい」と反応した。「生足に活力があるでしょう。それを先に出すといい。このメカニズムがわかったら、才能ありになります」との夏井先生の言葉に、ゆぅちゃみは「俳句、楽しい!」と大声で言った。それを聞いて、夏井先生がニコッと笑った。心底嬉しそうな笑顔だった。ああ、この人はほんとうに俳句が大好きで、その楽しさを伝えたいのだな、と思わせられた。

もう一つ、思い出す素敵な笑顔は、汚水槽を清掃するおじさんが見せてくれた。私の住んでいるところは下水道がなく、汚水を浄化して排水するようになっている。ある朝、卵かけごはんと納豆の朝ご飯を食べていると、窓の外で音がする。のぞくと、二人の男性が汚水槽を洗ってくれていた。窓を開けて、「ありがとうございます」と声をかけた。すると、おじさんの一人が「水が出ますね」と言って、笑顔を見せてくれた。前回来てくれた時に、清掃のために使う水道の出が悪いと話していた。それで修理の人に来てもらったところ、水道の蛇口にごみが詰まっていて、すぐに直してくれた。清掃のおじさんは、水の流れがよくなって、仕事がうまくできるようになったことが嬉しかったのだろう。また、水道が流れるように早速手配した私に対するお礼の気持もあったのだろう。思い出すと、私の一日を輝かせてくれるほどピカピカの笑顔だった。



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