YOUは何しに・・・
プレバト以外に、”YOUは何しに日本へ”というテレビ番組を、必ず録画予約して見ている。多くの場合、記者が国際空港に行き、到着した外国人に「インタビューOK?」と尋ねる。OKの返事があると、「YOUは何しに日本へ」と質問する。
番組によって知るようになった日本は、いっぱいある。例えば、
ツナマヨのおにぎりが大好きなアメリカ国籍の人である。すべてゼロから作ることを目指している。マグロを釣ることはできなかったが、カツオを釣り、それを缶詰にすることは完成させた。最近の収録では、日本の伝統的塩づくりに挑戦していた。天秤棒両端の木桶でもって海水をくみ取り、塩田に撒く。天日干しにしたのち、塩のついた砂を集めて桶に入れ、そこにさらに海水を入れる。濃度の濃くなった桶の中の水を抽出する。その水を窯で煮詰めると、ミネラル豊富な塩が出来上がる。唯一能登で、今も続く伝統的製塩法だそうである。
もう一つは、スペイン人の年配女性だった。「YOUは何しに日本へ」と尋ねられて、「子どもの頃からあこがれていた日本に、やっと来られました」と答えながら、涙ぐんでいた。子どもの頃、親と一緒に汽車に乗っていたとき、何が理由だったか忘れたけれど、自分が泣き続けていた。すると、前の席に座っていた人が、私の手に折り鶴をのせてくれた。かわいい折り鶴をもらって、泣くのを忘れた。そのとき以来、日本に行きたいと思うようになった、と話していた。
日本のアニメにあこがれる人、日本の各地のラーメンを食べたい人、忍者訓練を受けに来る人、などなど。他国の人たちがいろんな形で日本に触れている。その人たちの話や体験をから、これまで知らなかった日本の姿を知ることができて、楽しい。