卵の薄皮から作る下着
卵の殻についている薄い皮を卵殻膜と呼ぶらしい。朝、ラジオ体操のあと水を飲みながらテレビを見ていると、これに殺菌力があるので、繊維にして、赤ちゃんや幼児の下着が作られたことを報じていた。
卵の命を守るための自然の配慮に驚いた。そして、捨てるものを減らしたいと思い立ち、新しい発明をする人々に頭が下がる。
インターネットで検索すると、キューピーでは、マヨネーズ製造時に大量に出る卵殻の研究が進められているとのこと。
卵殻膜はタマゴの殻の内側にある薄膜のことです。 主成分はタンパク質で、二層の網目状構造をしています。 外側は粗く、内側は密な構造になっています。 古くは力士が怪我をした際に傷口に卵殻膜を貼り、傷を早く治したと言われています。しかし、卵殻膜は水に溶けないため、使い勝手が悪く、ほとんど活用されていませんでした。 そこで、効果のある卵殻膜を無駄にしたくないとの思いで、卵殻膜を水に溶けるようにする技術や微粉末にする技術を確立しました。今では、これらの技術を用いて、卵殻膜は食品や化粧品、繊維等さまざまな商品に配合されています。
(http://www.kewpie.co.jp/RandD/finechemical/rankaku.htmlより)
NHKは企業名を出さないため、キューピーの名にふれなかったのだろう。
毎日捨てている色んなものも、活用できるものかもしれない。