優れモノの「ぼかし」

何年か前になる。市役所に行った折、コンポストを売り出していた。生ごみを減らすためだったのだろう。庭に置く場所もあるし、と思い、買った。一緒にぼかしも買った。コンポストがあると便利である。生ごみを入れ、ぼかしを振りかけておくと、肥料になる。家庭菜園をしている人に使ってもらっていた。

しばらくして、市役所で買ったぼかしがなくなった。買おうと思い、市役所に行ったが、もう扱っていない、と言う。近くで探したが、見つからない。仕方なく、ネット通販で購入した。しばらくすると、コンポストのふたを開けると、ウジバエが湯気のように湧き上がってくるようになった。しっかり生ごみが発酵していないのだろう。

そうこうしているときに、一人のシスターが近くにある「ふれあい市場」でぼかしを見つけてきた。私たちの市にある「ふれあい市場」では、農作物を作っている人たちが集まって、自分たちの作物を売っている。そのぼかしを使い始めると、ウジバエは消えて、悪臭もなくなった。500グラム¥210で、通販のぼかしの何分の一の値段だ。これを作っているのは「みどり作業所」といって、障害をもつ人たちが働いているところである。できることなら、私が通販で送り出したい。

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