聖心女子大学内古墳!!!

広尾にある聖心会修道院の大聖堂前中庭に築山がある。この場所を知るようになって半世紀以上も過ぎたつい先ごろ、仲間のシスターとのおしゃべりで、この築山が古墳であることを知った。

『東京都遺跡地図』には渋谷区の遺跡番号95番として登録されているとのこと。昭和57年(1982)に行われた東京都心部遺跡分布調査の古地図の調査により把握されている。昭和60年(1985)に発行された『都心部の遺跡』には「5千分の1東京図に墳丘が認められる。今回の調査で確認」と書かれている。
(「古墳なう」http://gogohiderin.blog.fc2.com/blog-entry-641.html?sp 参照)

聖心大正門を出て左に折れて少し行ったところにチェコ大使館がある。そこにも同様の円墳があるとのこと。小型の古墳が多く作られるようになるのは、古墳時代でも後期6世紀になってからとされる。聖堂前中庭の築山と思っていた盛り土が古墳で、6世紀からここにあったのか。

京都生まれ京都育ちの私は、東京は歴史が浅いと何となく見下げていたことに気付く。「東京さま、失礼いたしました」という感じである。


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