コロナ大接近
11日(月)の朝食のとき、同じテーブルの一人が遅れてきた。「あぶら汗が出て・・・」と、鼻声で汗だくの顔で言う。「風邪じゃない?お医者さんに行ったら?」「とにかく、なにか少し食べないと、元気でないし」などと話になった。本人はお昼近くまで休んで、その後、お医者さんに行ったらしい。
夕方になって、介護士さんが私の部屋に来て、「〇〇さんは、コロナでした。シスターは一番近くだったから、自己保護のためにも、マスクをしてください」と言った。「自己保護のためにも」だから、私が感染しているかもしれないことを前提にしている。たしかに、私は食卓で〇〇さんの隣の席に座っていた。前の晩には、彼女につかまって、廊下で長話をした。感染しているだろうと覚悟した。
介護士さんの話では、火曜、水曜の二日間、症状が出なければ、たぶん、感染していないだろうとのこと。この二日間が、なんと長かったことか。今日は、木曜日。今のところ、症状はない。このまま無事でありますように。
コロナをこんなに身近に感じたことは今までなかった。先日、「次回、ワクチン接種をしますか」と尋ねられて、「しなくても・・・」とか返事したけれど、することにしよう。
ここまで書いてブログを公開せずにいたら、14日(木)には二人感染、金曜に一人、土曜には二人と、次々感染者が出た。金曜の夜からは、保健所からの指導で、全員自室で過ごすようにとのこと。部屋を出るのはトイレに行く時だけ。必ずマスクをする。食事は部屋にもってきてもらう。終わったころに、トレイを下げに来てもらう。
介護の方たちの負担が半端なくて、恐縮する。
部屋の中で一人でいると、時間をもてあま余す。本を読むことが多いけれど、目がしょぼしょぼになるから、読書ばかりもしていられないし・・・
施設内で患者が出ると、そこから十日間この蟄居状態を続けなくてはならないとか。いつまで続くのだろう。