遠赤外線の腹巻き
「着る岩盤浴」などと新聞で時々見かける広告があった。遠赤外線の効果で寒さを感じない、一晩トイレに起きることがない、など書かれていたが、どうせ誇大広告だろうと思っていた。半月ほど前、同じ広告を新聞で見た。サービス期間中の購入なら、送料無料、支払手数料無料とある。それでも腹巻き(正式商品名はウエスト・ウオーマー!)は大枚¥4,400。
だけれど、買ってみようと思った。というのも、私は元日に腸閉塞になり、夜、救急車で病院に運ばれた。3度目の腸閉塞である。前回は9年前で、1ヵ月ほど入院していた。今回入院手続きの用紙に、1週間予定と書かれていて、「嘘でしょう」と思ったけれど、予定通り9日に退院した。鼻から腸まで管を通し、中に詰まっているものを取り出す。前回は、自然に出てくるのを待つため、それに1週間かかった。今回は、鼻の管は器械につながれていて、40秒吸引、20秒休止を終日繰り返すため、2日ほどで完了。医療の進歩を感じさせられた。
前回も今回も、冷えが引き金だった。気を付けているつもりだったけれど、年末の行事で避けられない場面もあった。それもあって、ウエスト・ウオーマーを試してみよう、となった。
これまでも木綿の腹巻きを夏でも着けていたけれど、今回の腹巻は遠赤外線を発する鉱石の微粒子が繊維に織り込まれているとか。届いた品をすぐに身に着けた。木綿のものより、ずっと薄手だけれど、ほんわかと温かい。夜中に一度は起きるけれど、たしかに温かい。今は、洗濯用の着替えがいるかしら、と迷っている。