嬉しいお手紙

表紙に金色と銀色の羽が一枚ずつあしらわれた美しい封筒を受け取った。便せんも封筒と対になっていて、金色と銀色の羽の模様入りだった。

お便りには、次のようにあった。

――マザー・ブリットのことを調べようとしていたら、ポンコ記というブログを見つけました。ポンコというのはシスターMのことだろうと思い、お手紙を書きたくなりました。ガーコがお友達と知って、カラスの模様の入った便箋と封筒を探したけれど、見つからないので、羽の模様入りになりました――

差出人は、半世紀以上以前の教え子さん。「私のこと、覚えていらっしゃらないかもしれませんが」とあったが、私はよく覚えていた。この3月でお仕事を定年退職したこと、これまでの年月にあった山あり谷ありの出来事がつづられていた。

美しい封筒と便箋をわざわざ見つけて書いてくださったお手紙に、心がポカポカした。定年後の人生、どうぞ楽しんでください。


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