助け合い

私たちの食堂には、厨房に一番近い位置に大テーブルがあり、そこに食べものが置いてある。ほかに小テーブルが4つある。現在、その3つに4,5人ずつ座っている。テーブルメンバーは月ごとにくじを引いて決める。

各自は大テーブルに行き、自分のお皿に取り分ける。二切ずつとか一つずつ、と書いた札が置かれていたりする。

お皿に取り分けた後、自分の席がわからなくなって、戻れない人がいる。そういう時、声をかけて助けるのは、同じテーブルのシスターで、脳梗塞の後遺症で足が不自由な人である。自分の食べ物は、キャスター付き小型テーブルに乗せ、席に戻る。一度座ると、お箸やナイフをもってくるのを忘れたりすると、再び立ち上がるのは一苦労になる。認知症のシスターはそれに気がつき、取りに行ってあげる。

こんな助け合いを隣のテーブルから見ていると、心が和む。

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