信仰心の種

「お腹の大きい静江さんが仏壇を二階へかつぎ上げた」祖母が何度もくり返した言葉だ。

阪神地方で洪水があった。私の家も床上浸水となった。私の母静江は当時20歳くらい。父は出勤していて、留守。そのなかで妊娠していた母が、仏壇を二階までかついであがったらしい。母が弟を妊娠していたのだから、私は2歳だっただろう。私はその状景を見ていないし、覚えてもいない。

「お腹の大きい静江さんが仏壇を‥‥」祖母が何度も言っていた言葉を思い出す。カトリックの洗礼を受けたのは、ずっと後のことになる。それ以前に、祖母から、母の行動から、私は見えない世界の大切さを心に刻まれたのではないかと思う。

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